昔にMSXというパソコンがあって、これが好きな人は今も結構いるみたいですね。
MSXは当時販売されていたパソコンの中でもすごく安かったんですね。
特にカシオから販売されていたPVシリーズはその中でもさらに安く(確か2万しない)、MSXのゲームをするためのゲーム機として買った人もいると思います。
PC-88が最強のゲーム機となる以前は、私の友達の中ではMSXを持っている人が一番多かったですね。
次いでX1かなぁ。
MSXが良かったところはまず、テレビにつなげられるところですね。
当時のパソコンは専用のモニタや、モニタ一体型が普通で、テレビにつなげられるパソコンってあまりなかったんですよね。
つまり、モニタ代がいらないということ。
次にデータ保存は当時はカセットテープを使っていたので、これも家にラジカセ(当時のカセットテープレコーダー)があればそれがそのまま使えます。
そのため、基本的にはMSX本体だけ買えばパソコンとして機能したという、導入コストがすごく安く済んだわけですね。
MSXはファミコンのようなカセットのスロットがあり、ロムカセットを挿すことでゲームができます。
ゲーム機として使う場合はこれだけでOKですね。
PC-6001も同じタイプだったのですが、MSXの方が安かったと思います。
私はMSXで結構プログラミングしていました。
後に買ったPC-88でも結構やっていましたが、MSXの方が多いと思います。
当時のパソコンは絵をパッと出すことができなくて、線を書いていくのが見えるんですよね。
それはそれで味わいがあるのですがw
それがMSXでは確かスクリーンチェンジというもので、2面あるスクリーンを差し替えて表示させることができたんですね。
つまり、とりあえず何か画面に表示させておいてその間に見えない裏面で画像を書き、書き終わったら差し替えることで、パッと表示することができました。
これを繰り返すことで見た目には描画するところを一切見せないようにできたんですね。
これが私にとってはすごく画期的でした。
また、プログラムの構文が比較的書きやすかったような気がします。
例えば出力関数でprintってあるじゃないですか。
MSX以前に使っていたマイコンは確か、print at って書くんですね。
Basicでも機種によって書き方がまちまちで、その中でMSXは比較的標準と言うか、変な書き方ってなかったと思います。
MSXの立ち位置って結構微妙で、高価なパソコンとも違うし、その後ゲーム機文化が定着した頃ではゲーム機としても微妙でした。
しかもパソコン系列ではPC-88が一世風靡したため、余計に微妙なところだったんですね。
ただ、MSXでしか出ていないゲームも結構あるし、しかもそれが面白いものが多いので、販売が終了した後も好きな人が多いのだと思います。
ちなみに私もそんな理由で、古いゲーム機(88含む)は処分してしまいましたが、MSXは未だに残しています。
それを今やっているかと言われても、全然やっていないんですけどねw
PC-88が全盛だった頃、他の機種はそれほどシェアが無かったと思うのですが、その中でMSXはかなり健闘していたと思うし、ゲーム機パソコンとしてはPC-88との2強と言ってもいいくらいだと思います。
MSXはその後MSX2が発売され、これから発色などが強化されたと記憶しています。
また、フロッピーディスクはオプションであったと思うのですが、MSX2では標準で付いている機種も多かったと思います。
ただこうなると高いんですよねw
そのため私は初代MSX+テープという構成でず〜〜〜っと使ってました。
ちなみにラジカセはやめて、データレコーダーというものに買い換えてます。
でも今更だけど、その頃にMSX2を買って、MSX2用ゲームをたくさん買っておけば良かったなぁと思っています。
その後時代が流れてWindows全盛になった頃、MSXはアーキテクチャが公開されていたような気がします。
確かMSXとX68000は公開されてませんでしたっけ。
つまり、マニア好みの2機種。
シェアはともかく、それだけ人気機種だったということですね。
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