最近は処理落ちという言い方をする事や人が相対的に減って、大体重いで片付けられてしまうことも多いですね。
処理落ちとは。
昔のパソコンやコンピューターは、1ライン上に表示できるスプライトや画像の数に限りがあったんですね。
そのせいで例えばシューティングゲームで敵の弾が多いもので、それがたまたまたくさん横並びになると、表示できない弾があったりして、見えない弾に当たってやられるというw
これが「処理落ち」です。
初代ファミコンやそのくらいの時代のゲーム機も同じようになって、自キャラを追いかけてくる敵がたくさん横並びになると、チラつくんですよね。
これも処理落ちですね。
処理落ちとは、そういった本来表示されるべき物が表示されなかった場合に使う表現で、 現在のゲーム機やパソコンでも、特にアクションなどで本来見えるはずの相手の攻撃が見えずに、次のフレームでいきなり当たっているという状態を処理落ちということもありますね。
キャラが多すぎて動作がスローモーションのようになる場合も、以前なら処理落ちと言ってました。
近年でも露天放置と言われるゲーム内でアイテムを売る場合に、多くの人が集まってしまうと、PCの性能が低くて遅くなったりする場合も処理落ちと言いますね。
最近ではこれを重いと表現する人の方が多いのですが、特に8ビットのPCやゲーム機を使っていた人では処理落ちという人が大半だと思います。
性能が低かった為、処理落ちと言う機会が多かったんですよね。
「重い」は主にネットワークに関係する場合に使う表現で、例えば敵を殴った後の当たり判定がサーバーから帰ってくるのが遅いといった時が典型的な「重い」ですね。
他には1990年代の、掲示板のシステムを流用して作られたチャットで、メッセージを送信したのに表示されるまでに時間がかかる場合に、「いつもより重い」と言いましたね。
こちらも、重い時が多かったので言う機会も多かった感じです。
いくつくらいからか、パソコン(厳密にはOSの動作)が遅い場合に「重い」と言う人が増えましたよね。
パソコン自体が遅い場合は「遅い」としか言わないし、重いなんて表現しないんだけどなぁ。
アプリケーションは「重い」と表現しますね。
例えば同じタイプのソフトでAに対してBは重いという感じ。
この辺のニュアンスって結構微妙ですね。
あまりに大雑把に重いで片付けてしまうと伝わらないことも多いのですが、もはや処理落ちという人が相対的にすごく少なくなっているせいで、
処理落ちといって伝わらないことの方が多いような気がします。
昔からパソコンやっている人同士の会話なら、処理落ちという方が確実に伝わるんですけどね。
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