ゲーム作りの昔話

2016/8/22

パソコンでプログラミングし始めた頃は簡単なゲームばかり作っていました。
ただ私は絵を書くことと、音楽も好きだったので、その後そういったことも始めています。

この頃のパソコンは絵を書くと言っても、基本ドット打ちでした。
もちろん線も引けるので、背景などは基本それで適当にw
キャラクターや画像は全部ドット打ちです。

例えばゲームのタイトル画面に、女の子の絵を入れようとした場合、まず方眼紙を縦横のドット数と同じ数になるように貼り合せて、そこに絵を書きます。
紙の方眼紙と鉛筆ですw
そうして書いた絵から座標を取っていき、データを入力していきます。
例えば○を書こうとした場合は以下のようになります。

0011100
0100010
1000001
1000001
1000001
0100010
0011100

0がデータなし、1が黒とします。
今で言うアスキーアートのような感じでデータ入力するわけですね。
そしてこれをプログラム的には1文字ずつ取ってはドット打ち、取ってはドット打ちという感じで点を並べて絵にしていきます。

賢明な方ならすでにお分かりでしょう。
とんでもない労力が必要です!w
実際私も画面いっぱいの画像って1回しか書いていません。
2回目書く根気は私にはありませんでしたw
でも毎日コツコツ進めて、頭までできた、おでこまでできた、目までできたという感じで進めていくのは結構楽しみでしたね。

音楽の方は、特に良くやっていたのがBeepという雑誌にゲームミュージックの楽譜がついてきたんですね。
それをパソコンで演奏出来るようにしてました。

これもさっきの絵と同じように音データをひとつずつデータ入力していきます。
今で言うところのMMLになりますね。
その当時はMMLなんて言い方もしてなかったし、単に音データを羅列していっていただけです。
こんな感じ。
C3D3E3
これで3オクターブ目のドレミになります。
これを楽譜どおりに全部データ化し、音データをひとつ取っては鳴らし、ひとつ取っては鳴らしという感じで音楽になります。
音楽再生用のルーチンを作っておけば、あとは楽譜データを入力するだけでゲームミュージックが再生できるので、結構やってましたね。

で!
そうなるとゲーム中に音楽を再生したくなるじゃないですか。
ただその頃のパソコンってすごく非力なのと、私がBasicでゲームを作っていたこともあって、まともに動かないんですよね。
ひとつのプログラムからサブルーチンを作ってそれぞれ動かすわけなんですが、 仮にキャラクターを動かすルーチンと音楽を再生するルーチンがあった場合、それぞれ交互に進行させるんですね。
ただそうすると、キャラクターはまともに動かなくなりますw
今ならVisualC++はもちろんだし、VisualBasicで作ったとしても、キャラクターを一番上から下まで移動するのって、一瞬で終わるじゃないですか。
移動の過程が全く見えない。
だからWindowsタイマーを使ったり、ウェイトをかけたりするんですが、昔はそれが、見える速度でしか移動できなかったんですよね。
パソコン全力でも見えるw
だからそこに他の処理を入れてしまうと、もはやゲームにならないほど遅いという感じです。
実際その当時にゲーム中に音楽ってなかったんですよね。
せいぜいタイトル画面に短い音楽が付くくらいです。

PC-88やPC-98の頃にはそれなりの開発環境ってあったと思うんですが、私はずっと上のような感じでやっていて、開発環境と言えるのは、VisualBasicが初めてですね。
ペイントソフトで書いた絵がそのまま使えたり、MIDIや録音した音声がそのまま使えたりと、まさに夢のような環境になりましたw
ただそれでも当時のPCでVBでアクションゲーム作っても遅いんですよね。
それ以降ゲーム系はCで、ユーティリティー的なものはVBでという感じで作っています。

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